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歌舞伎座十二月大歌舞伎

「旅噂岡崎猫」 「今昔饗宴千本桜(はなくらべせんぼんざくら)」 「爪王」 長女が去年あたりから超歌舞伎に興味を持っていたので幕見で連れて行こうかな…と思っていたのですが、ちょうど学校で配布された横浜市の小中学生向け割引チケットのご案内があり、…

2023年11月に観た舞台

11月4日(土)昼 劇団四季『ウィキッド』@JR東日本四季劇場[秋] 11月4日(土)夜 望海風斗Billboard Liveコンサート『MY HOME TOWN』 11月11日(土)昼 『マハーバーラタ戦記』@歌舞伎座 11月11日(土)夜 『無駄な抵抗』@世田谷パブリックシアター 11月4日(土)昼…

新作歌舞伎「風の谷のナウシカ」ディレイビューイング(前編&後編)

出典:「新作歌舞伎 風の谷のナウシカ」公式サイト 結論としては面白かったです!昼夜通しの長い公演なので12月の上演時にはスケジュール的に観るのを断念していたのですが、ディレイビューイングだけはなんとかがんばって時間作りました。長尺の芝居だけあ…

三谷かぶき「月光露針路日本(つきあかりめざすふるさと)風雲児たち」@歌舞伎座

みなもと太郎さんの漫画を三谷幸喜さんが脚色・演出して歌舞伎化、という話題作を観てきました。原作は未見です。三谷さんは2006年にPARCO歌舞伎「決闘!高田馬場」を上演していますが歌舞伎座は初挑戦ですね。PARCO歌舞伎にも出演した染五郎さん=現・幸四…

十八世中村勘三郎七回忌追善 芸術祭十月大歌舞伎 夜の部

仁左衛門さんの「助六」見たさに行ってきました歌舞伎座! 助六というと成田屋さんのお家芸のイメージが強いので、公演概要が発表されたときは「えっ、仁左衛門さんが助六を?」とちょっと驚きました。京都では9年前に演じていらっしゃったようですが東京で…

「極付印度伝 マハーバーラタ戦記」@歌舞伎座

出典:松竹「マハーバーラタ戦記」特設サイトいやー面白かった! 初日の幕が開くなり大絶賛で気になりつつも「うっ上演時間4時間50分……」とか「うっ安い3等席もうチケット無い……」とか「なにこの人物相関図……覚えられない……」とかでためらっていたのです…

八月納涼歌舞伎 第三部「野田版 桜の森の満開の下」

私が演劇ファンになった頃には野田秀樹氏率いる「夢の遊眠社」は既に解散していて、もはや伝説となった舞台を観るのは残された映像しかありませんでした。「贋作・桜の森の満開の下」を観たのは大学の視聴覚室にあったビデオ。14インチの小さなTVで観る映像…

八月納涼歌舞伎 第二部「修善寺物語」「東海道中膝栗毛 歌舞伎座捕物帖」

「修善寺物語」 概要を見た時に「これは納涼歌舞伎の演目としてはいささか地味で暗いのでは」と思いましたが、これが選ばれたのはモチーフ的に「桜の下の満開の下」と通じるところがある作品だからなんでしょうかね。娘が瀕死の状態でいるのを見てもなお面(…

木ノ下歌舞伎「東海道四谷怪談ー通し上演ー」

ここ何年か観劇仲間が面白いとオススメしていたのになかなかタイミングが合わなくて見ることができなかった木ノ下歌舞伎、ようやく初体験です。四谷怪談の通しで上演時間6時間(!)と聞いた時はさすがにひるみましたが、演目的にはわかりやすいし元の歌舞…

猿若祭二月大歌舞伎(夜の部)@歌舞伎座

出典:デイリースポーツ「勘九郎の息子2人が初舞台 父、祖父と同じ 中村屋伝統の「桃太郎」」七緒八くん&哲之くん、改め、勘太郎くん&長三郎くん兄弟の初舞台を観るために歌舞伎座へ行ってまいりました。やーしかし今月は見事に夜の部だけチケット完売、…

十二月大歌舞伎「あらしのよるに」子連れ観劇レポ

Twitterに上げたものを再掲しますね。小学1年生(7歳)の娘を歌舞伎座に連れていったレポートです。「あらしのよるに」を最初観た時は「ああこれ3年後くらいに再演してくれたら娘を連れて見に来ようかなぁ」くらいの気持ちだったのですが。まさか興味を持…

十二月大歌舞伎「二人椀久/京鹿子娘五人道成寺」

出典:朝日新聞デジタル今月の歌舞伎座の三部は舞踊二本立て、どちらも玉三郎さんがメインなので「玉三郎舞踊公演」みたいな感じでしたね。舞踊について書くのはちょっと勉強不足で言葉が足りないので、簡単に感想だけ。

12月大歌舞伎「あらしのよるに」@歌舞伎座

出典:歌舞伎美人 今年は12月も8月納涼歌舞伎のように三部制なのですね。全部見ようとすると若干割高ではありますが、なかなか半日を歌舞伎座で過ごす時間的余裕の無い人間にとっては気楽に観られてありがたいシステムでもあります。そして去年南座での初演…

シネマ歌舞伎「ワンピース」

初日が開くまでは「ワンピースを歌舞伎って……大丈夫? 事故らない?」と不安9割でなかなかチケットを取る気になれずにいたのですが、蓋を開けてみれば大好評だったスーパー歌舞伎2「ワンピース」。結局見に行く機会を逸してしまったのでシネマ歌舞伎で見て…

コクーン歌舞伎「四谷怪談」

出典:ステージナタリー今回は10年前に上演された「四谷怪談」の[北番]をベースに再演、というのを聞いた時に真っ先に思い出したのは北番のラストシーンで「ああ、あの地獄絵図みたいなやつ……」という感想でした。かなり攻めた演出でラストは伊右衛門の心…

歌舞伎NEXT「阿弖流為」@新橋演舞場

出典:シアターガイド新感線の「アテルイ」を歌舞伎版として上演、しかもキャストが染五郎・勘九郎・七之助だというニュースを初めて見た時は電車の中で思わず声を上げてしまいそうでしたよね。「アテルイ」は名作だったのでいつか再演をと希望していました…

八月納涼歌舞伎「たぬき」「勢獅子」「怪談乳房榎」@歌舞伎座

【たぬき】 柏屋金兵衛は一度死んでしまっていたが、焼き場で棺桶から息を吹き返す。口うるさい女房ではなく愛人のお染と暮らそうと思って妾宅へ向かうが、お染は情人の狭山三五郎を自宅に引き込んでイチャイチャ。傷心の金兵衛はお染に渡していたお金を持ち…

コクーン歌舞伎第十四弾「三人吉三」@シアターコクーン

思えば2001年のコクーン歌舞伎「三人吉三」の初演、あれが私を歌舞伎ファンにしたきっかけの作品だったと思います。ラストのドカ雪に圧倒されてすっかり勘三郎さんのファンになってから13年。2001年、2007年版では勘三郎さん、福助さん、橋之助さんが演じて…

鳳凰祭三月大歌舞伎 昼の部

今回の目的はなんといっても玉三郎さんと七之助くんの「二人藤娘」。正月の松竹座で見られなかったのが悔しかったので、早々に東京上演したくれるのはありがたい限りです。他の演目は「壽曽我対面」「身替座禅」「封印切」と割とおなじみのものばかりだった…

スーパー歌舞伎2「空ヲ刻ム者」@新橋演舞場

スーパー歌舞伎は1986年に「ヤマトタケル」で始動、2003年の「新・三国志III」を最後に新作はかからなくなっていたけれど、今回は11年ぶりの新作。当代の猿之助を中心に、イキウメの前川知大が作・演出をつとめ、佐々木蔵之介・浅野和之・福士誠治といった現…

歌舞伎座新開場柿葺落 九月花形歌舞伎夜の部「陰陽師」

新作歌舞伎で夢枕獏「陰陽師」、しかも晴明役が染五郎&博雅役が勘九郎、という配役を見た瞬間に「ぴったりやん!」と思いました。原作はシリーズ冒頭の3〜4冊まで、あとは岡野玲子さんの漫画版を読んだ程度ではありますが、それでもこのキャスティングは…

歌舞伎座新開場柿葺落 八月納涼歌舞伎 第一部

新しい歌舞伎座は5月の二人娘道成寺でチケットを取っていたのだけど、行けなくなってしまっていました。なので今回が初めての「新・歌舞伎座」体験。入口からロビーに入った所なんかはもうほぼ前のままの形でリニューアルしてるし、客席から舞台を観る雰囲…

コクーン歌舞伎「天日坊」@シアターコクーン

「天日坊見たよ! 震えたよ! 久々に文化村で祭りを見たよ! 千秋楽のチケット取らなかったのマジ後悔だよ! 松本公演行きたいよ! うああああー(ぜえぜえ)」……と、終演後いきなりツイッターに書き込むほどの大興奮。そう、「三人吉三」や「夏祭浪花鑑」を…