劇団四季「リトルマーメイド」

5歳娘がYoutubeでたどり着いた動画から「これが観たい〜」と言いだしたので、S席2枚奮発してふたりで見に行きました。背が低い娘のことを考えて先の日程選んで最前列を押さえたのですが、20cm以上の高さのある子供用シートを貸してくれるのでそこまでこだわらなくても良かったですね。初めて観劇する子ども向けに観劇マナーを説明する冊子なんかも配布されていて、さすがこの辺のファミリー向けサービスは充実しているなあと感心した次第です。
さてリトルマーメイド。前半は海の底と海岸でアリエルが「地上に行きたい〜」と言ってる程度で話があまり展開せず、正直なところ少々冗長な感じはあるのですが。「Under The Sea」のナンバーの華やかさは「これぞディズニーミュージカル!」という感じで楽しいですね。まあ海底生物の演出はライオンキングの二番煎じ感も無きにしもあらずですが。

後半は人間の世界にやってきたアリエルと王宮の描写になるので、クラシカルなミュージカルコメディの雰囲気。コックのコミカルなキャラクターや群舞で楽しく観ることができました。終盤は絵に描いたようなディズニー的大団円ですが、ハッピーエンドの瞬間に舞い散る銀の紙吹雪の多幸感はまあ劇場ならでは。娘の反応を気にしながら見ていたこともありますが、「ファミリーミュージカル」としてはそれなりに楽しく観ることができました。

最近の四季はもう名前を知ってる俳優さんはほとんどいないな〜と思っていましたが、トリトン王になんか見覚えが……客演……?と思って終演後にキャスト表を確認したら芝っちこと芝清道さんでした。どうりで安定感あるはず。