シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ


やーすごかった! アクションシーンの速さ派手さキレっぷり、それはもうえげつないほどのレベルで見せ場が続くので「キタキタキタキタぁぁぁぁ」と心のなかで雄叫びを上げておりましたよ。ほんと速すぎて瞬きしてるとイイトコ見逃しそうな勢いでした。速すぎて何がどうなってるのかわからない場面もチラホラ。アクションシーン観たさで何度かおかわりできるくらいの見応えでございました。はあ満足。もう一杯おねがい!

今回の作品はもうガッツリ「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」や「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」あたりと物語が繋がっているので、MCU作品まったく観てないという方にはかなりわかりづらい内容であったように思われます(それでもストーリー追わずにアクションシーンのカッコよさを観るだけである程度楽しめるレベルだったとは思います)が、ここまでアイアンマンやキャプテン・アメリカのシリーズを追っかけてきてそれぞれのキャラクターに思い入れのあるファンにとっては、キャラ萌え度満点で最高の映画だったんじゃないかなあと。

ストーリー的には今回もまたアベンジャーズ内の内輪もめ……と言ってしまっては身も蓋もないですが。wikipediaに誰が書いたのかわからないけどえらく詳細なあらすじが乗ってますので詳細は割愛、ネタバレ読みたい方はそちらをご参照。まあしかし仲間割れのどっちにも理があって筋が通ってるだけにああ切ないなあどっちか折れてくれないかなあと思いながら観てしまいますね。私は基本キャップ派だったんですが今回はトニーの方にちょっと感情移入してしまう場面もあり。

で、「ああもうこんな悲壮な話重くてツライわー」と思い始めた矢先に登場してくれたのがスパイダーマンアントマンの昆虫コンビ。どっちもさほどアベンジャーズのメンバーに因縁がなく、「うわぁトニー・スタークだぁ」「わぁおキャプテン・アメリカだぁかっけぇぇ」みたいなミーハーなノリで参戦してくれるから悲壮感なくてだいぶ気楽になりましたねえ。真っ二つに別れたアベンジャーズが空港で対峙するバトルシーン、ファルコンも自分で言ってたけど大コスプレ大会でなんかもうほとんど一歩間違うとバカ映画のようでした。特にアントマンが◯◯化しちゃったところでは、思わず頭のなかでニコニコ動画のようにツッコミ弾幕と「wwwww」の大草原が流れましたよね……。

そんなバカ映画スレスレまでインフレしちゃった空港バトルのその後、終盤でのキャップ&バッキーvsトニーの3人戦闘シーンはもう完全に接近戦オンリーで痺れましたなー。キャップがトニーのアークリアクターに突き立てるとこ「わあああんもうやめてええええ」って泣きそうになったり。ていうかずっとアクション重視で観てたんだけどこの3人のバトルって腐った女子の視点で見たら別の意味でほんとごちそうさまですね……!ていうかその視点でもう一回最初からみたら何からなにまでごちそうさまですよねこの映画……!

致命的なネタバレを避けて勢いと雰囲気だけで書いてるので何が何やらですが、まあとにかくアクションシーンにいちいち両手を合わせてごちそうさましたい感じの映画でありました。ウィンター・ソルジャーのアクションもすごかったけど今回のも本当に美味しかったです……。