宝塚花組「ME AND MY GIRL」


出典:宝塚歌劇団公式サイト

いやあ楽しかったー。ついこないだこってり濃厚な「ドン・ジュアン」を観たばかりなので、毒のないミーマイは物足りないんじゃないかなーと心配していたのですが、まったくの杞憂でした。古典ミュージカルで古いといえば古い作品ですが、宝塚の芸風にハマってるんですよねえ。もう何から何まで楽しくてハッピーな作品でした。

私が観たことがあるのは瀬奈じゅんさんトップ時代のミーマイで、その当時は明日海りおさんが女装(?)してジャッキーをやってたんですよね。「うわー歌がうまくて可愛い!」とその時から注目していたのですが。そのみりおが今回はトップでビル役。若々しくフレッシュでかわいいビルでしたね。パーティの場面で正装して登場するところ、ピンスポの光量もあるんでしょうけれど、まあキラキラと輝いていてそれはもう眩しくて!

花乃まりあちゃんのサリーも下町っ子らしさがでていて可愛かったですね。みりおとのコンビもだいぶしっくりなじんできたなーとそんな印象でした。役替りはジェラルド=芹香斗亜、ジャッキー=柚香光、公爵夫人=仙名彩世、パーチェスター=鳳真由、ジェラルド=水美舞斗のパターンで見てきました。柚香光ちゃんのジャッキー、きれいででかい。男役がやる役だけに押し出しが強くて存在感ありますな。

クラシカルなミュージカルだけど、名曲揃いで本当に耳が幸せ。最近のジェンヌさんはみんな歌も上手いから安心して聞き惚れますね。ランベス・ウォークの客席降りでは二階席にも何人か生徒さんが来てくれて盛り上がりました。