ドクター・ストレンジ

MCU作品にベネディクト・カンバーバッチ登場ー!ってことでベネ様主演作の「ドクター・ストレンジ」観てきました。まあMCU作品のひとつとはいえ、ほぼ独立した「ヒーロー誕生譚」なので、アベンジャーズに興味のない方でも観られる内容になってたと思います。(MCUシリーズおなじみの「エンドクレジット中の次回作伏線映像」だけは「??」となるかと思いますけど、まあそれはそれで)
見所はやはりあの「インセプション」のような空間のCG表現でしょうね。重力が横方向に行ってしまったり、パタパタと地面や壁があらぬ方向へ移動したり。魔術を使う人々が戦う話だけに、背景映像が次々と捻くれていくのが見応えありました。

天才外科医が魔術師になるってことで「シャーロック」よりもさらに変人めいたキャラになるのかと思いきや、あの変人っぷりを見慣れすぎてしまったせいか「医術は人を殺すものではなく治すもの」といった信念をみて「あ、ストレンジ先生って意外にまともな方ですね……」とか思ってしまいましたよね。いうほど変人じゃなかったです。

まあどうしてもヒーロー誕生を描く物語だけに、この作品単体でのストーリー部分での面白さには正直欠けるように思いました。物語よりも映像表現を楽しむタイプの映画でしょうかね。浮遊マントの可愛さももうちょっと色々観たかった。さあ準備もできたし本編はここからだろう? という気がしなくもないのですが、MCUのラインナップをみる限り、ストレンジ先生単体での続編はなさそうですね。どうやら「ソー/ラグナロク」に登場する予定のようなので、「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」でも団体戦に参加するのでしょうね。活躍は楽しみではありますが、もうちょっと「ドクター・ストレンジ」になってからの活躍を単品で観たいという気がします。