IHIステージアラウンド東京について

劇団☆新感線「髑髏城の七人」の感想については別記事にまとめることにして、とりあえず芝居のネタバレがない範囲でIHIステージアラウンド東京について書きます。とりあえず柿落としに行ってきた後、Twitterに投稿したこちらのレポート漫画をどうぞ。

まあ実際にはある程度状況は聞いていたので腹ごしらえは済ませて行ったんですけれど。しかしロビーにベンチのひとつもないのは予想外でした。コレが予想外に拡散されてしまった影響があったのかどうかはわかりませんが(アンケートに要望書いた方も多かったでしょうし)、休演日あけて二回目公演からはしっかりベンチシートがロビーに設置され、キッチンカーも劇場外に登場したということなので、上記よりは状況はマシになっているようです。良かった良かった。

とはいえ、コンビニも飲食店もないことには変わりありませんので、特に夏はペットボトル飲料などお忘れなく、と思います。劇場カフェのフード類もサンドイッチとあんぱんはすぐに売り切れてしまっていたようでした。豊洲も遅くまでやっている飲食店は少ないと聞いていますので、ソワレ終演後に食事をする方は新橋・銀座方面へ出たほうがいいかもしれません。

公式サイトには豊洲駅から徒歩15分とあるのですが、ルート検索アプリによっては上記の「徒歩18分」どころじゃなくて「徒歩26分」と表示されるものもありますね。ちょうど豊洲駅IHIの中間あたりにある豊洲PITまでがだいたい徒歩15分近くかかるという話なので、初めて行く方はとりあえず「豊洲駅から徒歩30分」と思って行くのが間違いなさそうです。

座席が回転するということで「乗り物酔いしやすい人は酔うのではないか?」という心配もありますね。これは席位置によって結構状況が変わりそうです。舞台転換の間は舞台上をスクリーンが覆って映像投射、という場面が多いので、酔いやすい体質の方は念のため酔い止め薬を飲んでおくのが安心だと思います。あるいは転換中の映像は目を閉じてみないようにするか、という対策もありかなーと。3D映画や4DXなどで酔う方は要注意です。逆に言えば3D映画が平気な方は大丈夫かと思います。

普通の劇場の16倍くらいの照明を釣っている、という話も聞いたのですが、そのわりにはちょっと全体的にいつもより暗い感じもしますね。というのも、新感線にはつきものの舞台下から上に向けて煽る照明が機構上存在しない、というのと、どうもピンスポットがないらしい、という話も聞きました。新感線の演出でよく観られる照明パターンではないので、暗く感じたのかもしれません。他のカンパニーの芝居なら問題無いのでしょうけれどね。

劇場全体の雰囲気はよく言われているように赤坂ACTシアターっぽいというか、赤坂BLITZとか横浜BLITZとかも思い出すような、いかにもTBSの建てる小屋っぽい雰囲気ですね。あまり外装やホスピタリティにお金をかけてな……ゲフンゲフン、もとい、シンプルな外観にシンプルな内装のロビーというか。ちょっと仮設小屋の雰囲気があるというか。おそらく回転する劇場機構にほとんどのスペースをつぎ込んでいるのでしょう、キャパの割にロビーがかなり狭い感じがします。カウンターテーブルはカフェ前に6つのみ。追加で設置されたロビーのソファもおそらく座れるのは20人分もないかとおもうので、座れたらラッキーくらいの気持ちでいたほうがいいかと思います。まあ赤坂ACTシアターは色々言われてますけれど、あそこは劇場出てすぐ隣の赤坂サカスに行っちゃえばコンビニもトイレも休憩スペースもあるので、そんなに困らないんですよね。正直IHIと比べたら立地条件も飲食状況も天国だと思います。ええ。


市場前駅からの眺め。ね? びっくりするほど何もないでしょう……?


劇場。わくわく。


ロビー、こんな感じでした。


カフェメニュー。これ以外にタルトやマフィンなどの焼き菓子が4種、各350円でした。