アントマン&ワスプ

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観てから感想かきそびれたまま時間がたってしまったので簡単に覚書だけ。
MCU好き長女8歳と観に行きましたが楽しかったです。長女にはちょっとむずかしい部分もあったようで、マイティソー・ラグナロクを観たときほど反応は良くなかったですが、それでも「お母さんと出会ったところで泣いちゃった」「あの早口でしゃべる人が面白かった」などと言っていたのでまあまあ楽しんだようです。

 

前作の回想シーンで量子の世界にまぎれてしまった初代ワスプ(二代目ワスプの母親)を救い出す、というのがざっくりしたあらすじ。MCUではインフィニティ・ウォーが壮絶なお通夜展開の途中なので、アントマンのこの比較的明るい作風に救われます。最近はいろんな作品でヒーローが戦う理由も色々ややこしくなってきていますが、基本的にこの作品では「母親を救うため」とか「娘のため」とか「家族のために戦う」となっているので大変にシンプル。この作品のヴィラン、エイヴァ(=ゴースト)も、真からの悪党というわけではなく、ただただ自分の身体を守るために戦っているわけで、彼女に協力するビル・フォスターも最後の一線は越えようとせず敵側にも良心があるのがこの作品のいいところ。
 
天才科学者たちの「◯◯を××すれば△△が□□して……」「そうか、☆☆が××だわ!」みたいな素人にはよくわからない高度なやりとりも、主人公スコットが「????」って顔で聞いていてくれるので「あっこれわかんなくていいところね」と安心して観ていられます。ルイス・デイヴ・カートの三馬鹿トリオとスコットのやり取りも軽妙でライトなノリ。ペーニャの自白剤コントの場面、最高に笑いました。自白剤を打たれて「ああっ……」と思っていたらたしかに自白するんだけどそこに至るまでの経緯からペラペラペラペラとしゃべりはじめるハイパーペーニャタイム。「あんたほんと最高だなペーニャ!」と思いました。GOTGですらインフィニティ・ウォーであんなことになっている今、もはや何も考えずただただ楽しいのはアントマンシリーズだけ!みたいな気持ちに……。
 
はー楽しかった! とご機嫌な気持ちでみていたからすっかり油断していました。エンドロール後の映像でスコットは量子の世界に入り込み、それをこの世に引き戻すはずのホープ、ピム、ジャネットは黒い灰に。ああっサノスの指パッチン忘れてた……ここで来るか……!って思いましたよね。アベンジャーズの次回作に関わってくるエピソードなんでしょうけど、最後の最後であんなことしなくても〜うわあああああ〜ってなりました。インフィニティ・ウォーのお通夜気分再び!ですよ。ううう、早く続きを!

 


『アントマン&ワスプ』予告編/シネマトクラス