宝塚雪組「20世紀号に乗って」@東急シアターオーブ

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出典:演劇キック

 

いやあーぁぁぁ楽しかったぁぁ!
我らがご贔屓・望海風斗さんが雪組のトップになってからどシリアスな重い作品が続いていましたが、ようやく底抜けに明るいブロードウェイ・ミュージカルの上演ということで楽しみにしていました。しかも期待以上に作品クオリティが高く、大変に幸せで楽しい気分の2週間を過ごすことができました!「毎週末観劇とかチケット取りすぎたかな?」と思っていたけど、結局しにものぐるいで千秋楽のチケットを探して増やす始末。版権都合で映像化されないことが判明していたので、悔いを残すことがないように可能な限り通いました。やーしかし何度見ても笑えて飽きずに楽しめる舞台でした。宝塚ファンとしてだけでなく、ミュージカルファンとしても満足&満腹のクオリティ。ほんとどっかんどっかん笑える最高のコメディでした!

 

「20世紀号に乗って」は1978年ブロードウェイ初演作品、2015年のリバイバル版がトニー賞授賞式に登場したのが記憶にありますね。「glee」でもおなじみのクリスティン・チェノウェスがパワフルに歌い踊るパフォーマンスが楽しかったので、日本でも何らかの形で上演してくれないかなーと思っていました。宝塚上演が決まった時は「面白そうだけど原田先生の演出かぁ〜。いつも重苦しいシリアス作品のイメージだけど、コメディとか大丈夫なのかな……」と正直少し心配していたのですが、杞憂でした。難しい翻訳コメディをここまできちんとローカライズして爆笑させてくれるとは。あのマンガみたいなコミカルな動きの数々が原田先生の演出だとしたら相当なコメディセンスだぞ、こんなにコメディの演出センスがあるなら、これからは小難しい偉人伝シリーズとかじゃなくて観客がどっかんどっかんウケるコメディやっていこうよ……! とすら思ったりしましたね。ただでさえ日本にはBWのミュージカル・コメディの演出家が少ないんですから……!(悪評高い某演出家の顔を思い浮かべつつもその話は置いといて)

 

ざっくりあらすじ。舞台はシカゴからニューヨークまでを走る特急20世紀号。失敗作4連発ですっかり借金まみれ、追い詰められた状況のプロデューサーのオスカー・ジャフィとその部下オリバー&オーエン。オスカーの元恋人にして今や人気のハリウッドスター、リリー・ガーランドが20世紀号に乗ると聞いて、3人は彼女の部屋の隣の特別室を予約する。NYまでの16時間の旅の間に、3人は舞台出演の契約書にリリーからサインをもらおうとするが、リリーは若い映画俳優・ブルースと熱愛中で、久しぶりの再会を果たすもリリーとオスカーは大喧嘩。一方、オリバーとオーエンはたまたま列車に乗り合わせた金持ちの製薬会社会長レティシア・プリムローズが利益の余剰金の使いみちを探していることを知る。オスカー・オリバー・オーエンの3人は、レティシアにスポンサーになるよう頼み、多額の舞台制作資金の小切手をもらって、リリーに契約を迫るが……!?

 

キャストについて。まあまずこの作品についてはヒロインのリリー・ガーランドを演じた真彩希帆ちゃんの素晴らしさに尽きるでしょう。まあ本当に歌が!上手い!「これだけ歌ってよく息が切れないな!?」と思うようなパワフルで難しい大ナンバーがいくつもあるし、くるくるとよく変わる表情といい、ギャラとタクシー代をよこせと大女優に迫るタンカの気持ちよさといい、コメディエンヌぶりが本当に素晴らしかったです。オスカー・ジャフィ演じる望海風斗さんとの「爪と牙、コブラマングース」の関係性、本当に見てて楽しかった。根っこは同じの似た者同士で、惹かれ合う時も喧嘩する時も本気でぶつかり合うのだというのがよく解るふたりでした。月組の愛希れいかちゃんもそうでしたが、真彩希帆ちゃんも男役と対等に渡り合う系の娘役でいいですね。寄り添い系ヒロインが好きな人には賛否あるのかもしれませんが、現代的な娘役像で素敵だと思います。

 

そのオスカー・ジャフィ演じる望海風斗さん、本当にもう、歌が上手い! 滑舌がすごい! スーツがカッコいい! そして顔がうるさい! 好き! 身近にいたら絶対迷惑な暑苦しいウザおじさんなのに、何であんなにかっこいいのか。男役17年で染み付いた仕草とスーツ補正力は伊達じゃないと言うか。血管キレそうなテンション&超絶早口の芝居してるのに時々椅子にちんまり収まってしょんぼりするのとか可愛くてギャップがずるい。暗がりでタバコに火をつける仕草がかっこよすぎて「今のスターアングルでください……あっそうだ円盤でない……記憶に焼き付けなければ……」って必死に脳内HDDに書き込みましたよね。終盤の自殺をほのめかす場面の一人芝居(クレイジーオスカー!と石を投げられる場面)がおかしすぎて、「ああ望海さんなら『プロデューサーズ』のマックス・ビアリストックも出来るんじゃないの、『Betrayed』もこなせるんじゃないの」と思いました。ヅカ向きの作品じゃないけど、観たいなー。まあそれにしても脚本・構成的にはどうみてもヒロインが主演のこの作品で、泰然とした大人の雰囲気でどっしり構えている望海さん、さすがのトップ、余裕のある存在感でした。

 

ブルース役の彩風咲奈さん、あったま悪くて最高。何度も何度もドアに挟まれるドリフ的なギャグがあんなに似合うとは。リリーとのバカップルぶりも最高でした。車掌フラナガンの彩凪翔さん、めっちゃキラキラ。タップ踏みながら余裕の笑顔で客席に目線ふりまくのさすが。そして今回の殊勲賞は三銃士のオーエン・朝美絢さん&オリバー・真那春人さんですかね。セリフも多いしオスカーとがっつり芝居する場面が多くて嬉しい。特に真那春人さん、本公演ではなかなかない大きな役なので友人が「次で辞めちゃうんじゃないの、餞配役なんじゃないの」と心配するほどでした(杞憂でよかった)。メガネかけて髪をなでつける仕草が可愛いし、気が弱そうに見えて時々オスカーに逆ギレするところもいい。ほんといいコンビでした。真那春人さんはいわゆるスター路線じゃないんだけど、こういう重要な脇固めポジションにいると安心感すごいし、各種司会進行なんかもほんと頼れる方なので、ああいつまでも雪組にいてほしいなあ幹部コースでお願いします……と思いましたね。そしてレティシア・プリムローズ役の専科・京三紗さん、めっちゃかわいいおばあちゃんでしたね。話を引っ掻き回す困ったちゃんでありながらあの憎めなさと可愛らしさ、最高でした。

 

お衣装は時代的に地味めな色合いながら、どれもデザインが美しくて見応えありました。あれを着こなすタカラジェンヌさんの体型の細さもすごいけど。みんなキレイ。スーツもかっこいい。装置もさすが。車内だけの話だと単調な演出になっちゃうのでは?と思っていましたが、妄想や回想の華やかな場面では車両を飛び出して賑やかな演出になるので飽きずに楽しめました。あと今回驚いたことに生オケなんですよね! オケピがなくてモニターごしの演奏だったようで指揮者も演者も大変だったでしょうが、生演奏贅沢で嬉しかったです。まあしかし生オケまで使ってS席8800円、B席なら3000円って、コスパが良すぎて正直他の芝居が見られなくなりますね。特に今回最前列センターブロックとかいう神席もあったので、「これが8800円……?嘘でしょう……?」な気持ちになりました。

 

……というわけで、総評としてはそんな感じなんですが、今回映像が残らないので、こまかく好きだったとこを箇条書きでつらつら書きます。以下、自分のためだけの覚書なので、もうこの辺でお帰りいただいて大丈夫ですよ!

 

    *    *    *

 

【第一幕】
■序曲
・古き良きミュージカルのオーバーチュア楽しい。好き。

・汽笛の音と同時にステージ前の装置から吹き出すドライアイス。最前列だとプシュー音がでかくてビビる(大きい音が出ますよ、と書いてあるんだけど予想以上だった)。

・ポーター4人の笑顔のタップかわいいね〜。序曲の最後でカバンに「ON」「THE」「TWENTIETH」「CENTURY」タイトル出ました!

 

■S1A シカゴ駅
・駅前を行く通行人に望海アルカポネさんがいるの笑う。ヅカオタ向け小ネタだね(2015年の望海さん主演作。演出も原田先生。ちょうど時代設定が同じらしい)。

・通路からあわただしく登場のあーさ&まなはる可愛い〜。BW版のおっさんみはなくふたりとも「若いスタッフ」風。オスカーと並列の三銃士というよりはきっちり上司と部下、って感じの年齢設定ぽいですね。

・ここであーさがチケットくわえて髪なでつけながら後ろに行くのずるくない????ありがとうございます(かっこいい〜)。あーさ、ツーブロックの髪型似合うな!好き!

 

■S1B シカゴ駅
・車掌さんの凪さまかっこいい〜スマート〜キラキラ〜仕事できそう〜

・乗客モブにあがちんがバイトしてる! メガネに帽子でマックスとは別キャラだね〜かわいい〜

・ここで車両がななめになって赤絨毯くるくるしながら乗客が出てくる演出がなんとなく好きでした。曲調もワクワク感があっていいんだよね〜好きなシーンです。

 

■S2 展望者/特別室A
・デブ&ハゲの下院議員ロックウッドさんのりーしゃさんは出落ち感すごい。ただ、外見で笑いを取るのはそろそろアウトだなあというのが正直なところ。別にこんなデブ&ハゲのおっさんにする必要ないよなあ〜、ただのエロオヤジでいいと思うのここは。ヅカファン的には「りーしゃが凄い格好してる〜」で笑ってるんだろうけどさぁー。りーしゃファン的にもあれは美味しくないしー。(ここだけは正直この作品を手放しで褒められないところ)(でも文句言いたいのはここだけなのよね)

・「エミリーちゃん〜」「アニタよぉ〜」はBW版と一緒ですね。名前間違える程度の関係かよ!

・「ミスター&ミセススミス」……ではなく、ロックウッドさんをおいだして特別室Aを手に入れたオリバー&オーエン。ボスが乗ってないのに電車が動き出してどうしよう〜ってなってるところに窓からオスカー登場。「入れてくれ〜!(ドンドンドンドン)」ドリフだね! ここのじわじわ出発するところのガタゴト音みたいなオケのフレーズも好き。

・電車に飛び乗って正面向いてピンスポ!拍手!はトップさん様式美!

・登場するなり超早口セリフ!「さらばだシカゴ、ギャングとマフィアの暗黒街よ!君たちに芸術は無縁だ!我々は凱旋する!いざNYへ!オリバー!オーエン!これでまた三銃士が揃ったな!BWに帰れば栄光の日々が待っているぞ!」ってめっちゃ鬼滑舌の早口で一気にまくしたてるんだけど全部はっきり聞き取れるのすごい!

・「NO!」って椅子にのっかってちぢこまるオスカーだいもんの可愛さは異常 あそこ舞台写真ほしい

・オスカーの「イングルウッド……!」の前にはいる息を吸う音のちょっと女の子っぽさが可愛い。「救いの天使はイングルウッドから現れる!」もう動作がいちいち漫画。うるさい。ウザかわいい。好き!

・オスカー「シャンプーとマニキュアの用意だ!」って言ってると思うんだけど、マニキュア????はて???

・それにしてもみんな顔がうるさい。出てくる人全員キャラが濃すぎるんよ。

 

■S3A 回想
・オスカーとリリーの出会いの回想シーン。オーディション場面のオスカーの小芝居と顔芸がかわいいおかしい。ディレクターズチェアのひじかけの上で常に指がピロピロ。イメルダに対して「あぁあぁはいはい」みたいな感じのジェスチャーおかしい。

・この場面、まだ演出助手だったころのマックス・ジェイコブスくん=あがちんも出てるよ! わたわたしててかわいい〜。

・ていうかこの場面のきぃちゃんほんとおかしい。「スタンバイ!」「スタンバイ!」のあーさとのやりとりも間がよくてつい笑っちゃう。ピアノ弾く前の気合い入れの謎動作かわいい。

イメルダにタンカきるミルドレッド(=リリー)に後ろで「よく言ったー!」みたいな動作してるだいもんがめっちゃかわいい。どうしようかわいい。

・ていうかここのきいちゃんのまくしたても凄いよね。
「親友がどうしてもって言うから、朝早くにブロンクスから出てあんたの家まで来てみれば、荷物用のエレベーターに乗せられた挙句、コーヒーの一杯さえ出してくれない、あんたはお化粧に夢中で、あたし譜面もろくすっぽ見せてもらえなかった! 私、元々別のオーディションが14丁目のニューヨークであったのよ、それを、急いで切り上げて駆けつけてきたのに。私、完璧に弾いたわ!なのに歌えなかったのは、あんたでしょ!」「首にするなら首にして!(親指で首を横に引くジェスチャー付き)ただし、いただくものはいただいて帰るわよ。さあ、早くちょうだい!」だいもんもすごいけど、きいちゃんも鬼滑舌だわー、好き!

・オスカーがミルドレッドを指さして「君に決めた!」ポケモンか!

・リリーの本名、「ミルドレッド・プロツカ」じゃなくて「ミルヅェッ・ップカ!」に聞こえるのよね。

 

■S3B ヴェロニク
・お衣装引き抜きで一瞬でミニスカ衣装にチェンジ! 華やかな女優リリー・ガーランドに大変身したヴェロニクの場面、なんかドン・ジュアンの騎士団長みたいな人がいるとおもったらビスマルクですって。

・(それにしてもまた凱旋門!またフランス!雪組はフランスと幕末から逃れられないのか!アメリカに来たはずなのにまたフランスに来てる!)

・ヴェロニクが撃たれて死んでラ・マルセイエーズのメロディが流れるの、ちょっとベルばらオマージュっぽいけどBW版でもやってるね。

・ここの場面、息切らさずに歌えるきいちゃんほんと歌ウマおばけだな! って思いますね。

・通路からイケオジオスカー登場、バラの花束をリリーに投げるのかっこいい〜。

 

■S4 特別室A
・回想シーンから現代に戻ってきたあーさが「キャ〜!」っていいながらスーツの裾もってカンカン踊ってるのめっちゃかわいい。

・クビと言われて「胃潰瘍ともおさらばできますよ!いやー助かったなあ!」の逆ギレまなはる、かわいい。

・「お読みくださいミスタージャフィ」の車掌さん、お前もまともじゃなかったんかい!の場面。

 

■S5 イングルウッド駅
・咲ちゃん登場〜! ピンクのスーツに白のミンクコート! いちいちポーズ決めてて頭悪そう〜(褒め言葉)。きいちゃん大女優感〜!きれい!

・「Together」乗客がワイワイはしゃぎながら「憧れのリリーがほらもうすぐそこに」「乗ってくる 乗ってくる 乗ってくる」から「乗ってきた 乗ってきた 乗ってきた」って盛り上がるところがめっちゃおかしい。何度見ても笑う。(そしてつい上手側にいるメガネのあがちんを見てしまう私だ)

 

■S6A 特別室B
・特別室に入って記者たちにとりまかれるリリーとブルースのバカップルぶり最高。呆れるアグネス姉さんもいい。濃厚にキスしたあとの「罪な蜜の味…!」とかいいながら手で唇拭うリリーさんおかしい。(ここ、ちょっと下品めにやる公演前半のほうが私は好きだったんですけど、後半はやや上品に拭ってたような)

・「どうして彼を行かせちゃったのかしら……」とうなだれてるのに、ブルースが戻ってくるなり「嘘でしょ!?」「バカじゃないの!?」ってなるリリーさん最高っす。本当にブルースのこと好きなの?

・「Never」のナンバーどう訳すのかなーと思ってたら「絶対!ありえないわ!絶対!お断りよ!」ああーなるほど、いい翻訳です。これもきいちゃんほんとよく歌う!大ナンバー!

・「これまでのアバンチュールは全部告白したはずよ、ピアノの先生、オペラの歌手、ロシアの皇太子、アラブの石油王、それから……」って言ってるのにオスカーのこと話してないんだよねリリー。フゥ〜。

・ここでいちゃいちゃしてるリリー&ブルースの横、特別室Aの暗がりにいるオスカーがかっこよかったんですよ! 椅子に腰掛けてタバコにZIPPOで火をつけ、ふーっと煙を吐く仕草が「ああ〜男役〜!」って感じで素敵です! オスカーは黙ってりゃ超絶イケオジなんだよな〜(言うに事欠いて)

 

■S6B 二人だけの世界
・両手を広げてリリーを待ち受けるポーズのままのブルースくんを特別室Bに残し、回想シーンにやってくるリリー(両手を広げたまま車両ごと後方に運ばれていくブルースがおかしい)。

・過去のオスカー&リリーによるしっとりした星空デュエットナンバーにうっとりしてると、両手を高速で合わせる振りがおかしいw

 

■S7 展望者
・ステッカー魔にステッカー貼られまくる事件の場面。医師のジョンソン先生の背中に貼られてるステッカーも時々おかしなことになってましたね(小さいステッカーが何枚も貼られてたり、めっちゃ大きいステッカーの日もあったり)ちゃんとリピーターでも笑えるようにしてる工夫、さすが、と思いました。

・プリムローズさんの「Repent」(悔改めよ)のソロナンバー。ついついマフィア姿のあがちんを目で追ってしまうわー。カップルで踊ってるまちゆかさんも。

 

■S8 展望車/特別室A/特別室B
・オスカー「ブルースグラニット!あのハリウッドの大根役者!いつかはドブに落ちる女だとは思っていたが、あんなドブに転がり落ちるとはなぁ!」の吐き捨てるような言い方好き〜。オリバーの「ドブはドブでもミンクの毛皮ばりでしたよ」のツッコミも好き。「俺はのまんぞ、好きにしろ!」「うわぁぁぁん」って椅子にしがみつくオスカーちょうかわいい。すき。

・「わかってますよ!首でしょ!?」ってまた逆ギレするオリバーがかわいい。ここでこんなにブチギレてるのに結局離れられないんだよね〜忠犬ワンコなまなはるかわいい〜。

・「REPENT」のステッカーを見て荘厳な音楽。「マグダラのマリアだ!」「オーエン!聖書を買ってこい!」「ボス、この汽車走ってんすよ」からの荘厳な音楽とともに椅子の上の聖書にピンスポ、倒れながら驚くオスカーだいもん。ほぼコント。「第二の奇跡だ!」(最初に観た時は聖書が椅子から落ちてピンスポあたってるところに何もなかったのをあーさオーエンが拾い上げて戻すのも含めておかしかった)

・「さあ、衣装を全取っ替えだ!」でウキウキのオスカーかわいい。

 

■S9A 特別室A
・オスカーお着替えして登場。さっきまでダブルのスーツだったのが、今度は三つ揃い〜。ブルーの三つ揃いに赤系のネクタイ、か、かっこいい〜。でもデジャヴ〜(これファントムで見たようなお衣装……)

・「Mine」のナンバー、鏡をはさんでオスカーとブルースのデュエット。「リリーは離れられないさ こんなに魅力的なのさ」「お前はパーフェクト完璧さ」ってどっちも自信過剰だよなぁ〜。

・プリムローズさんにドリンク剤をもらって飲んだオーエンあーさ、「余剰金の使いみちに困って……」にブー!って噴いちゃうのおかしい。「そーでございますわよねぇ!」って声が裏返っちゃうのも。

 

■S9B 特別室B
・あざやかなライムグリーンのドレスに着替えたきぃちゃんの登場、「わーお!すぐに脱いでもらうことになるなんて残念だ!」のブルースくんの獣っぷりかわいい。

・ここでのバカップル・ブルース&リリーのイチャイチャはどうやらアドリブっぽい。初日は「シュッシュッポッポッ リリーガーランド駅に到着〜!」だったのがなんか日替わりでいろいろやってる。千秋楽は「愛の終着駅に到着〜!でも二人の愛は終わりません!」だったかな。

・このイチャイチャアドリブを半開きのドアから見てるオスカーの「うわぁ……」って顔がすごく絶妙でいい……あの「見てはいけないものを見てしまってる感」のあのチベスナ顔……最高……そして見られてることに気づいて盛大に慌てるリリーとブルースかわいい……

・バカップル痴話喧嘩の後ろでシャンパンとキャビアのプレートに手を伸ばしてもぐもぐしてるだいもんオスカーちょうかわいい。あれ本当に食べてるね!オリーブっぽいのはグミかな?

・もうここの喧嘩するふたりの早口ほんと好き〜。まさにヘビとマングース。あんたたち似たもの同士だよ!

・オリーブに手を伸ばして触れちゃって「!」「!」「……」「……離してちょうだい」「……失礼」ってなってふたりしてなんかときめいちゃってるの可愛い〜。あの人たち絶対過去にやりまくってるのに(失礼)何いまさら手が触れたくらいで「///」ってなってるのさ!

・ああ〜かわいい(記憶を反芻した)

・一文無しになったことをオリバーとオーエンにバラさられたと知ったときのオスカーの「(ヒァッ)」って息を吸うおとに近い悲鳴がすき。面白い。

・「I’ve Got it All」のリリーとオスカーの掛け合いたのしい。「何もかもGreat! 最高なの シャンパン流れる庭の小川に」「スクリーンの君を見たよ ひどいものだ あの才能はどこへ行った」「何もかもを手に入れた!」「失った!」の喧嘩ソング楽しい〜。「誰もが私に注目してるの」「すぐに忘れられお払い箱だよ」の、オスカー像手に持って腰をふる振り付けもかわいい。

・あとね、ひとしきり歌ったリリーに「……気は済んだ?」って余裕顔で聞くオスカーが! ギャー! 好き!(大人の男が言う「気は済んだ?」って最高じゃない? ねえ捨之介!)(それ違う作品だ)

 

■S9C 特別室A
・「ON THE TWENTIETH CENTURY」のテーマ曲で全員登場の1幕ラストシーン。ああー目が泳ぐ!目が足りない! 展望車からセンターを指差すだいもんの斜め横顔!好きー!後ろに飛行機が飛んでて「MAX JACOBS」って飛行機に書いてあるのもみたけどあれ持ってるのあがちんなんでしょう?(そこまでは確認できなかったよ!)

 

    *    *    *

 

・はーやっとインターミッション! 疲れたね!

 

    *    *    *

 

【第二幕】
■S1A 人生は汽車のように
フラナガンさん&ポーター4人のアカペラとタップのナンバー。ああー古き良きブロードウェイ・ミュージカルだねえ、という気持ちになる場面。翔ちゃんのキラキラさが炸裂する場面。

 

■S1B 特別室A
・プリムローズさんが小切手くれる場面。コントだね。最初「2万ドル」とか言ってたのにどんどん桁が増えてく。

・「ワン、トゥー、スリー、フォー、ファイブ〜、ファイブ ゼロ、その前にトゥー」「おかえり〜ハローミスターマネー」「もう二度と離れないでね」などのメロディとコミカルな動きがマンガっぽくてとにかくかわいい。振り付け最高。三銃士の鬼かわいさ炸裂。

・「シックス ゼロ その前にトゥー」「セブン ゼロ その前にトゥー」で桁が増えるたびにコーラスが多重になっていくのもおかしい。

 

■S2 特別室A
・「私は医師のジョンソンと申します」「間に合ってますよ、私は未だかつて無いほど元気なんです!」からの「医者の一日」、あすくんお前もか。本当はBW版だとロックウッド議員さんも脚本持ってきて見せるんだよね、なんで削ってしまったのか。時間の関係かな。

 

■特別室B

・リリーに呼ばれて特別室Bを訪れるオスカー。「私たちいつもああね。お互いに相手をやりこめないと気がすまないのよ。爪と牙、コブラマングースみたいな……」「どっちが俺だ!?」で指をブンブン振るオスカーの仕草がかわいい。

マグダラのマリアの構想を語るオスカーと多額の小切手にすっかり表情が変わっちゃうリリーかわいい。

・そして「サイン、リリー」のナンバー。ここ好きだなー!「サイン、リリー サイン、リリー ここに名前を」と歌うオリバー&オーエンかわいいし、隣の部屋で「あれ誰もいない どうなってるの!?」「まさかまさか」ってなってるブルースくんもアホ可愛い。そしてまたしても鬼滑舌で「いいかいリリー 歴史が変わるぞ 傑作必ず生まれる 誰もが憧れ崇める不滅の女優に」って歌ってるオスカーさんのいい声の他重唱。ああ楽しい!

 

■S3A 展望車
フラナガンさんのところにいるプリムローズさんの甥夫婦。まちゆかさん&ひらめちゃん〜。プリムローズさんがボケちゃってて会長でもなんでもないことをしるオーエン。だよねえ、あんなに気軽に多額の小切手切るなんておかしいもんね。ワインボトル片手にごきげんだったのに一気に絶望のあーさ……

 

■S3B 大捜索
・「She's Nut」のナンバー、たぶん直訳すると「彼女はキチガイ」の連呼なんだろうけど、「どこだ どこだ 彼女はどこだ」「正気じゃない」くらいでマイルドになってましたね。Nutもまあまあ婉曲表現なのかな?

・この曲でタオルかぶってでてくるオスカーちょうかわいい(風呂上がりなの?)(このタイミングでシャンプーしてたのかな)。このへんから髪の毛が少し乱れるんだよね! だいもんの前髪大好き人間としてはあの前髪の乱れがたまらなく大好きなんですよ。あれどうやって一筋二筋だけ垂らしてるのかな〜。ふしぎ。

・(この曲で右往左往する人々の中、オスカーがびょんびょんジャンプしてるんですけど、なんていうかその……あやちゃんの唯一の弱点というか……愛おしいほどのジャンプの低さが……ほんとかわいくてですね……)(いや別にジャンプ力必要な場面じゃないんだけど……ここで高いジャンプする必要全然ないんだけど……)

 

■S4A 特別室B
・もう十分濃いキャラの大渋滞でお腹いっぱいだったところにさらに登場するマックス・ジェイコブス! 見た目だけでもくどい! でもあがちん待ってたわ〜!

・「飛行機に乗ってAct1、Act2、Act3!」「君にはやく台本を読ませたくてね!僕は一流のスタッフとしか組まないんだ、脚本はサマセット・モーム、衣装はシャネル、装置はピカソだ!」(その舞台大丈夫?豪華すぎて逆に事故らない?演出誰なの?)

・ブルースに「君も出てみないか、第一幕第一場の終わりで雷に打たれる青年役で」って言うマックスひどい。でもブルースもすぐに「僕をつまみ出そうっていう魂胆だな!」って気づくあたりそこまでバカではないのね。

・バベットの舞台のアイデア聞きながら「マグダラのマリアみたいにするのはどう?」「市場でオリーブを売るの」って完全にオスカーの影響受けまくりのリリーさんがおかしいし、困って若干引き気味のマックス〜、この辺がやっぱりオスカーと違うところだよね。大女優の妄想に付き合えない。

・オスカーの悪口を言われて思わずマックスを平手打ちするリリー。ああ〜あんなに散々悪態ついてたのにね〜「彼の悪口を言っていいのは私だけ」状態なんだね〜、本当にわかりやすいよ〜。

 

■S4B メイフェアのパーティ
・マックスの脚本「バベット」を読みながら作品世界に没入するリリー。ロンドンの社交界のパーティ、ロドニー(桜路薫)とナイジェル(望月篤乃)の間で揺れ動くバベット……を想像するうちに妄想の中にオスカーの言った「マグダラのマリア」の芝居が紛れ込んできて……荘厳な音楽とキリスト教徒っぽい衣装のオーエン・オリバー・プリムローズさんが現れるのおかしい。

・ここね、一列目のときにナイジェルの望月篤乃くんがめっちゃこっちに目を合わせて微笑んでくれたの忘れない。ちょっとタニちゃんぽい顔のもっちー、覚えた。把握した。

・「ロドニー、ナイジェル、ロドニー、ナイジェル……」で混乱してきたリリーが泣きながら「オスカー!オスカー!」になっちゃうの超かわいい。本っ当にオスカー大好きなんだねリリー!

・最終的にキリストっぽい感じのオスカーが登場するところで爆笑。衣装があれだね、珠様の鳳凰伝のやつだね!

・「マックス!やるわよ!」と一気に気分を切り替えたところで出てくるあがちんマックスのトリッキーな動きと満面の笑顔のダンスのアホ可愛さ!あー好き!

・この「Babette」も大ナンバーだよねー!後半特に楽しくて好き!リリーのお歌がパワフル!

 

■S5A 展望車
・ノリノリのBabetteから一転、黄昏の展望車。飲んだくれて絶望してるオリバーと酔っ払ってウトウトなオーエンのところに現れるオスカー、拳銃を取り出して自殺をほのめかす。あわてるオリバーと起きないオーエン。

・「ブロードウェイの王様と讃えられた男が惨めな姿をさらしたくはない」とかなんとかいいながら路地裏で石を投げられるところの妄想小芝居が哀れすぎてめちゃめちゃおかしい。「クレイジーオスカーだ!ハッハッハッ警察を呼べ!」「私は何もしてませんよ、やめてください旦那ァ!すぐに消えますから〜」って青いハンカチで顔の半分押さえてるの、わざとだよね?ファントムのパロディだよね??

・あのノリノリにアッパーなBabetteの後に一気にまた空気変えちゃうあたりがさすがというかなんというか。書斎の本や集めたレコードをオリバーオーエンに形見分けしながら切ないメロディを歌い上げるオスカー、芝居がかってて最高。

・「ボスが死んじゃう!」「ないない。俺たちより長生きするって」のセリフに「だよね〜」と思っていると、その直後に銃声! 嘘でしょ?

 

■S5B 特別室A
・「撃たれた……あのばあさんに……」で死にかけのオスカーとあわてふためくオリバー&オーエン。展望車で話を聞いていたプリムローズさんが銃を奪おうとして暴発してしまった模様。

・オリバー「ボスはもう死んだか!」オーエン「まだだ!」「よし!」でやってくる医者のジョンソン先生。死にそうになって椅子からずり落ち芸を披露しているオスカーの診察。

・オリバー「手の施しようがないってことですか!せめて痛み止めだけでも!」「じゃあアスピリン1錠」「これだけ?」「じゃあ、2錠」のやりとりおかしい。後ろで一生懸命オスカー支えてるオーエンあーさ、いい仕事してます。

・「どこも撃たれてませんよ」からの「なんですってー!?」でビョン!と跳ね起きるだいもんの腹筋の強さ!ほぼ床と水平に倒れてたのにあの体勢から跳ね起きれるのすごいね!そして勢いで椅子ごとたおれるオーエンあーさかわいい。

・身体の無事を確認して突然一芝居打つことを思いつくオスカー。「契約書をもってこい!」「先生は誰かの視線を感じたら首を左右に振って」

・死にかけの芝居をするオスカーのところに呼ばれたリリー。ここの構図がどう見てもファントムの死に際なので笑い死にしそう。私たちの涙を搾り取った作品がこんな形でパロディになってしまうなんて。

・リリーが助けを求めるようにジョンソン先生あすくんをみると首を左右に……死んじゃうー!?ってなるのすごいおかしい。オリバーやオーエンに指示されて指をなめて涙のかわりのツバを頬につけるジョンソン先生に客席クスクス。

・みんなが泣きじゃくる中、棺には花の代わりに契約書を入れてくれ……リリー……オスカー……リリー……オスカー、のやりとりにほだされてサインしちゃうリリー。そこへ飛び込んでくるマックス! 飛び起きるオスカー!

・「騙したわね!」「大根役者の下手な芝居なんかお見通しよ、その契約書をよく見てごらんなさい」「(三銃士)ピーターラビット!」からぐぎぎぎってなって罵り合うオスカーとリリーがおっかしい。
「このメギツネめ!」
「卑怯者!」
「大根役者!」
「恩知らず!」
「嘘つき!」
「インチキ!」
イカサマ!」
「田舎者!」
「時代遅れ!」
ピーターラビット!」
ミッキーマウス!」
とかなんとか散々罵りあってから、オスカーの「ミルドレッド・プロツカ!」でリリーがハッとして、それまでゲラゲラ笑ってた劇場中がしん、と静まりかえるあの瞬間ね! みんなが固唾をのんで次のセリフを待つと、本当に愛おしそうな声でオスカーが言う「……リリー・ガーランド……」にもう! 劇場中がときめいたよね〜! 萌える! リリーも表情を一気にゆるませて「オスカ〜〜!」で抱き合って怒涛のハッピーエンド!

・これ、BW版だと名前の後にひとことふたことあって「今でも愛してるよ、リリー」みたいな感じで抱き合うんだよねぇ、でもリリーの本名を最後のトリガーにしたこの翻案、すごく良かったと思います。

 

■S6A 人生は汽車のように〜S6B グランド・セントラル駅
・ニューヨーク到着! 真っ白のお衣装で登場するみなさん。ここの白い車掌さんまじかっこいいよね〜。

・そしてウェディング姿のリリー&オスカー。もう全雪ファンがここで笑いながらも心で泣いてたんじゃなかろうか。トップコンビになって初めてのハッピーエンドだよ! こんなにもいままで悲恋しかなかったコンビほかにあった? もうー!

・オスカーがブルースに投げキッスするの、ちょうど咲ちゃんの後頭部ごしに被弾しました! ありがとうだいもん! ありがとう咲ちゃん! (咲ちゃんは投げキッスを叩き落としてたけど)いやーハッピーエンドめでたい! 結婚式めでたい!

・あっこのほんの一瞬のラストシーンのためだけにみなさん白お衣装に着替えたのね? お衣装さんお疲れ様です! 華やかで素敵でした!

 

■フィナーレ
・あがちんセンターで登場!娘役4人ひきつれてケーンとシルクハットでダンス。笑顔だったけど、近くで見るとちょっと緊張気味の表情だったかな?2ステ目のときはケーン落としてたのでちょっとこっちがはらはらしちゃったよ。でも堂々としててよかった!あがちん素敵〜。

・咲ちゃんひとりで登場してお歌。ブルースから一転二枚目の男役。からの男役全員登場してのタップ場面。かっこいい〜どこみていいのかわからない〜そうだあーさ見ようあーさ。下手ポジションはあーさでした。途中から娘役も登場。そしてだいきほ登場〜!はいここからはだいもん見ますね。だいもんロックオン! おひげとってお顔すっきり。全員のタップ見応えありました。

・そしてデュエットダンス! だいきほのしっとりしたデュエダンにうっとり。だいもんの足の間をきいちゃんがくぐる大技あり。だいもんの優しい表情も素敵でした。はー。最高。

・パレード! 全員役のお衣装で登場してお辞儀〜。望月篤乃くんの投げキッスとウィンク確認したよ。あがちんもかわいいね〜。お辞儀したあと、となりにいたまちゆか&ひらめ夫妻だったかな、を手でひらひらと追い払うような動作するの横柄で好き〜。マックスめ! オーエン&オリバーのまなはる&あーさはふたり並んで登場。続いて車掌さん最後まですっきりかっこいい〜凪さま! 咲ちゃんのブルース、めっちゃジャンプしてた、かわいい! きいちゃんの大女優感、からのオスカーだいもん〜好き〜!(今回は最後の登場がヒロインでも良いような話でしたけど、まあ宝塚だからやっぱり男役トップが最後なんだねー)だいもんが一礼して振り返って「諸君!」でラストナンバーの合唱。それぞれのキャラの表情でしゅしゅぽぽの動作するが可愛かったです。

 

■千秋楽ご挨拶
・通常公演では短い定形のご挨拶が多かったですが、千秋楽では長めのご挨拶。「残念ながらこの公演はDVDがでなくて……」わかってはいるけどしょんぼり反応の客席。「記憶は美化されるものです(笑)皆さんの心に焼き付けて、永遠に語り継いでいただけると嬉しいです」みたいなコメントでした。最初に「DVDがでない」って言ってたのにその後で「円盤が出ない」って口走っていたのを私は聞き逃しませんでしたよ……?「円盤」って単語にあふれでるあやちゃんのオタクみ……(いや、たぶんファンレターとかにも散々円盤円盤って書いてあるからなんだろうけどもさ……)

・2回目カーテンコールではみなさん思い思いの場所に「REPENT」ステッカーを貼って登場! 咲ちゃん後頭部に貼ってる、髪の毛大丈夫!?!?! だいもんは背中に「二◯」って縦書きで小さなステッカー並べてました。最後に思い出作り、ということで「ON THE 20TH CENTURY」のテーマ曲を全員で合唱!嬉しかったなぁー。大声で歌いました。だいもんもREPENTステッカーを貼ったタオルをなびかせながら上手から下手までウイニング・ラン! いつもよりちょっとはしゃぎ気味のトップさんの姿がファンも嬉しいです。

・初日カーテンコールでは「シュッシュッポッポ×3 出発〜!」だったので、千秋楽3回目カーテンコールでは「シュッシュッポッポ シュッシュッポッポ シュッシュッポッポ 到着〜!」のコールで終了。無事に千秋楽まで完走、本当にお疲れ様でした。楽しかったです!

 

■余談
今回「ヅカは何度か観てるけど熱心なファンというほどではない」「ミュージカルは好き」というお友達をふたり別々にアテンドしたんですけど、感想はだいたいこんな感じでした
・楽しかった!面白い!
・生オケでこの価格!というコスパの良さ
・ヒロイン役の女優さんが凄い(真彩希帆ちゃんのことね)
・男役トップの人スーツが似合いすぎ(だいもんのこと)
・部下の人かっこいい(あーさ)
・部下の人かわいい(まなはる)
・カーテンコールの切り上げが早くて好き(◯季とか何度も何度もやるもんね)
総じて楽しんでいただけたようで何よりです!

 

■余談2

雪組の「ファントム」を観たとき、正直なところ「ああ、これがもうご贔屓の最高傑作だろうな、これ以上の作品はそうそうでてこないだろうな」「あとは余生を送るつもりで心穏やかに雪組を応援しよう……」くらいの気持ちで燃え尽きていたんですよ。ファントムがあまりに素晴らしすぎて。同じ公演を4回+LV1回見るって私の中での宝塚最高リピート数だったんですが。いやーまさかこんな短期間で最高傑作を更新してくるとは思わなかったですね……(今回5回でした)(LVなかったので最終的に予定より1回ふやした)。ええ、おかげでお財布が瀕死です。夏の壬生義士伝はおとなしくしますよ!