4DX爆音パシフィック・リムパーティー2014@コロナシネマワールド(名古屋中川)

というわけで「4DX爆音パシフィック・リムパーティー2014」に参加してきました。簡単に概要をご説明しますと、

  • 「パシフィック・リム」とは巨大ロボが巨大怪獣を殴ってやっつけて地球の平和を守る映画である(感想
  • 「爆音上映」とは通常上映より音量が大きく、観客が上映中に好きなように叫んでもOKな観客参加型上映会である。コスプレ参加が主催者から許可されている(感想
  • 「4DX」とは3D上映に加えて椅子の振動や揺れ、風、水しぶき、フラッシュやスモークなどの特殊効果で映画を体感するシステムである(現在国内には名古屋と小倉の2店舗にしかない)

というようなことで、楽しい要素が揃い過ぎててこれはもう遠征せざるを得ない、とはるばる名古屋まで行ってきたというわけです。そもそも4DXでパシリムを見た人々がみな口々にその楽しさ素晴らしさを語ってるし、全国から遠征してる人もいるし、もうどんだけ楽しいのかと。前回の上映時は「ただ映画を観るためだけなのに往復で交通費が2万円……」という事実にさすがに冷静になっていたのですが、今回は爆音上映ってことで(立川シャッタードームでの爆音上映が楽しかったこともあり)、もう迷う理由もなく遠征して参加してきたというわけです。で、感想が
ヤバーーイ
これ、ヤバーーーーイ!

ほんともう楽しすぎて楽しすぎて「ヤバイ」としか言いようがない感情が湧きましたよね……。見てる間ずっと顔が笑って口が半開きになってたし、香港戦あたりでは基本叫びっぱなしだったし、完全にリミッター外れて拳振り回しながら観ていた感じです。うっかりとなりの席のお友達殴ってたかも。ごめんなさい。映画館で2回見てるのに、Blu-rayだって買って何度も見てるのに、それでも、それでもなお初回鑑賞を上回る感動と興奮で、「やっばい! 何これやっばい!」って気持ちでいっぱいになりました。

まあ風が吹き付けたり水滴がかかったり、っていうのはどの場面でどんな演出するのかってだいたい想像がつくんですけど。正直スモークいらないな、とか、匂いは特に感じなかったな、とかあるんですけれども。けっこう驚いたのは椅子の演出。爆発の瞬間の振動とかはまあ予想通りにしても、上からの俯瞰でカメラが引いたりする場面にあわせてゆっくり傾いたりする演出が結構臨場感溢れてて。あと「椅子に殴られる」って表現した方がいて上手いこというなと思ったんですが、背中や腰のあたりをボコッと押す仕掛けがついてて、ケンカシーンとかジプシーの背中に何か当たるシーンとかでそのあたりが殴られたり。椅子のギミックだけで結構細かい。派手な場面では容赦なくガッコンガッコン揺れるので、終映後は軽くムチウチ気分になるくらい。

風の演出も意外に細かいんですよね。棒術のテストシーンや、ローリーとチャックがケンカする場面なんかでの「空振り」でもひゅんっと顔に風があたって、やられる側の気分になれたり。あと両耳の後ろについてる噴射口の存在を忘れてたんですが、ハンニバルチャウが後ろから食われるシーンでそこから風が出てきて本当に頭を食われる気分になって「ひゃあっ」ってなったり。客席上で光るフラッシュも爆発の臨場感が増したり。

あと、意外だったのが「他の劇場で見た時よりも画面が明るく見える」ということでした。コロナシネマワールドの3D上映方式はRealDなのでIMAXよりは画質が落ちるかなと思って映像にはあまり期待してなかったんですが。前に他の映画館で見た時(前はIMAXシアターとRealD方式でそれぞれ鑑賞)よりも画面が全体的に明るくてイェーガーの表面の質感とか怪獣の表情とか、終盤の海底決戦での怪獣の動きとかがすごくクリアにはっきり見えました。正直前にIMAXで見た時でも海底シーンでの怪獣の動きがまったく分かってなかったしジプシーの腕が破壊した瞬間とかもよくわからなかったんですが、そのへんがはっきり見えて「おぉ……こうなってたんだ……」と感動したりしましたねえ。音量も爆音というだけあってIMAXシアターを上回る音量。立川の時は爆音といっても客席の声がよく聞こえる範囲だったのですが、今回は本当に叫ばないと声が通らないレベル。まさに爆音。

そんなこんなで4DXならではの演出が大変に細かく、もうこれは映画ではなく完全にアトラクション状態。もう、本当に「イェーガーのコックピットにいる気分」になれるし、「シャッタードームにいる気分」になれてしまう。IMAXや立川の絶叫上映でもその片鱗は味わいましたが、今回はもう、それがコレ以上はないという環境で味わえたわけで。TDLなら2時間並んで10分程度で終わってしまうアトラクションの楽しさが2時間ぶっ続けで体験できるわけで、ただでさえ楽しい香港戦がもう本当に楽しくて楽しくて。観ながら顔が笑っちゃうのを止められませんでした。楽しさのインフレ感が半端無くて、脳内麻薬出ちゃって頭おかしくなるかと思いました。やったことないけど多分アッパー系のドラッグってあんな感じじゃないでしょうか。中毒になるのわかる……やばい……!

11日昼の部で行ったわけですが、この日のお客さんは初回ということもあってかヤジやツッコミっぽい歓声は少なく、歌舞伎の大向うでいうならチャリがけはせず「ここぞ」という見せ場だけで声をかけるタイプでしたね。要所要所ではしっかり歓声があがり、終映後も観客の呼びかけで3本締めが行われるなど、大変一体感のあるドリフトとなりました。

で、レイヤーさん大集合写真がこんな感じ。

(顔出しNGの方も含まれているので顔はボカし処理してます)後列左からテンドー、ジプシー、マコ(パイロットスーツ)、マコ(黒コート)、ジプシー、マコ(ツナギ)、ニュート、なぜかアイアンマン。前列左からハーマン、ハーマン、整備クルー、タン兄弟、チビマコ、カイダノフスキー、カイダノフスキー、ニュート(ドリフト装置)

客席数が少ないので立川の時に比べるとコスプレさんの数は少なかったですが、しかしちゃんと胸に光るギミック付けたジプシー・デンジャーのロボットスーツが2体並んでると、なんかもうそれだけでアガりますね、気分が。ロビーや客席に現れた瞬間歓声が上がってましたから。ジプシーさんが持っていたタンカー、「タンカーのようなもの(鈍器)」って書いてあっておかしかった。他にも緑のチューリップハットをチェルノ風にアレンジした方なんかもいて本当に可愛かった。みんな思い思いに映画への愛を表現していて本当に面白かったです。やー楽しかった!