「アナと雪の女王2」

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この映画は宝塚花組・明日海りおさんラストデイのライブビューイングを見る直前に同じ映画館でハシゴして見たのでほぼ記憶がすっとんでしまい、あんまり感想らしい感想はかけませんが(なにせ上映のインターバルは10分しかなかったので頭を整理する余裕もなかった)、とりあえずかんたんに覚書だけ……

 初見は乱気流のような物語に飲み込まれてハラハラしてるうちに終わってしまいましたが、深読みしがいがあって考察好きは何度でもリピートできそうな話だな、と思いました。しかし続編つくるたびにエルサとアナがこんなつらい思いしなきゃいけないなら、もう続編作るのやめたげて!な気持ちです。

1作目「アナと雪の女王」より今作のほうが細部の描写やドラマ性などはパワーアップしてると思うのですが、テーマがややスピリチュアルだったり神話めいていたりで、ストーリーのシンプルさや感情移入度が一作目よりも失われたかな、という印象でした。姉妹の先祖たちのエピソードやダムと自然の関係なんかにもややザラつき感があり、何も考えずに気楽に楽しめるエンタメというよりは「物語」「神話」を見る、という感じの映画に仕上がってたような気がしました。とはいえ、子どもたちはテーマ曲の「INTO THE UNKNOWN」を一緒に歌い、オラフの語る「これまでのあらすじ」やクリストフのMV調のナンバーなんかに大笑いしていましたので、十分楽しめているみたいです。

ラストについてもいちおう物語は「めでたしめでたし」の大団円で終わっている雰囲気ではあるのですが、「本当にレリゴーできたエルサ」については良かったね良かったねと思えるものの、「エルサの代わりに国を背負うことになったアナ」については「大丈夫……?それ重くない……?」の気持ちが湧いてしまい、なんとも言えない気持ちになりました。まあそもそも前作も「最終的に王女としての責務を果たすべくアレンデール城に戻った」エルサに対して少しモニョらないでもなかったんですが、まだそれでも彼女の魔力については好意的にみんなに受け入れられてるからいいのかな、と思ったんですよね。今回の作品についても「冒険を経て成長しアナにも色々思うところが出来た」と解釈すればまあ、ラストも素直に受け入れられるのですが。まあこのへんはリピートして見てみないとなんともかんともですね。

まあそれにしてもエルサのすごツヨっぷりはすごいです。前回より確実に魔力がパワーアップしているのでは。1作目で第一形態から第二形態に変わったエルサが、今回は第三形態か第四形態くらいになってさらにパワーアップしてたので、もしまた続編でアナ雪3が作られた時に第五形態になって口からビーム吐いたとしても、たぶんそれほど驚かないな、と真顔で思いました。

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