宝塚月組「応天の門/Deep Sea」@宝塚大劇場

引用元:月組“最強バディ”で「応天の門」トップ月城かなとが若き菅原道真 鳳月杏の在原業平とタッグ - 宝塚写真ニュース : 日刊スポーツ

 

ムラ遠征!行ってきました。応天の門はオープニングが漫画通りで「ワァ…」となりました。終盤の道真が内裏の天皇の前に現れる展開は個人的には「そんなキャラじゃなくない?」とやや解釈違いかなと思いつつ、まあ原作がまだ連載中なのでやむなしとも理解。和物なのでどうしても洋装に比べると見た目地味な印象は拭えないものの、下級生まで見せ場があって組ファンには嬉しい。用心棒てらくんのインパクト、吉祥丸るおりあくんの美しさよ…。
話の切り出し方からして仕方ないとは思いつつも、月城道真と鳳月業平のバディ感あるところがもうちょっと見たかったなあとも思いますね。

 

「Deep Sea」は月組らしからぬ(?)熱いラテンショー。プロローグのチョンパで現れる布の量といい月城さんの頭飾りのデカさといい、景気がよくて笑ってしまった。なぜかじゃんけんバトルするコミカルな場面あり、若手の元気が炸裂するダンスシーンあり、トップと女装2番手が濃厚に絡み合う妖艶さが限界突破した場面あり、相手役にドSな感じの男役と強気に食らいつく娘役というあまりヅカでみない関係性のデュエットダンスあり、という感じでシーンのバランスもよく飽きないショーでした。ただまあラテンショーや衣装の面で好みは分かれるかなという気はしますね。

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後日、東京でセディナ貸切公演で奇跡的に当たったSS席!の感想もメモ。

ショー冒頭のれいこさんのシルエットが近過ぎて早くも死んだし、ライトついたら近いわまぶしいわで無事死にました。SSって銀橋にいる人と普通に目が合うんですね…人類が3時間で浴びることのできる情報量じゃなかったです。一幕目終了後にはいる「次の開演までごゆっくり御休憩ください」みたいなアナウンス、今までぼやっと聞いてましたけど、あれは観客の心臓を気遣ってくださるアナウンスなんですね…と初めて理解しました。
いやしかしSS席はあまりにも解像度が高すぎて情報量多くてもうどこ観て良いのか本当にわからず……。「まつ毛や目のライト反射こんなに見えることある…?」「ウワーお衣装のここにもここにもキラキラついてる!」「あの模様プリントじゃなくて刺繍!」「いま目があった!」とかとか、もう終演後ぐったり疲れてしまいました…。