2023年4月に観た芝居
4月15日(土)夜『ラビット・ホール』@PARCO劇場
引用元:「ラビット・ホール」開幕に宮澤エマ「この作品のパワーを感じて欲しい」(舞台写真 / コメントあり) - ステージナタリー
『きっと重すぎるしんどい描写があるに違いねぇ』と思って覚悟して観に行ったらそこまで酷い場面はなくて、ほどほどの重さもありつつもちゃんと後味の良い話だった『ラビットホール』。…だって宮澤エマさん成河さんみたいな演劇おばけ連れて来て「一人息子を事故で亡くした夫婦」の話って、さぞ過酷な話が…って覚悟すんじゃん…なんなら復讐劇はじまりそうな予感すらするじゃん…。
実際には「悲しみへの向き合い方、処理の仕方がそれぞれ違うからすれ違ってしまう夫婦」の日常を丁寧に描いていて、見ごたえありました。亡くなった子どもの写っているビデオテープを大切に何度も何度も観ている夫と、それを妻が間違って上書きしてしまった、の悲劇がウワァ…と思いました。
4月25日(火)夜『ザ・ミュージック・マン』@日生劇場
引用元:坂本昌行「心温まり、目頭が熱くなる作品」 主演ミュージカル「ザ・ミュージック・マン」開幕:時事ドットコム
1957年初演というだけあってクラシカルなミュージカル。リバイバル版がヒットしたのはヒュー・ジャックマンの人気ありきだったのかな。物語は正直あまり刺さらなかったのだけど、それでもラストで子役も含めて全員がマーチングバンドになって演奏するところ観たら「もう満点!最高!」みたいな気分にはなりますね(子役の演技に弱いから…)
しかしマチルダやらファインディング・ネバーランドやら、あっちこっちに子役が駆り出されてる3〜5月のミュージカル界で、楽器演奏できる子役集めるの大変だったのでは…?みたいな制作さんの苦労のほうが気になりましたわね…。